声劇のあれこれ

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・ラグについて

 声劇はネット回線を通しますから、どうしてもラグ(音声の遅延)が発生します。
 ラグがないと思っていても実際は……

  声をマイクが拾う
    ↓
  マイクが音を電気信号に変換する
    ↓
  パソコンまで信号が伝わる
    ↓
  パソコンからネットを通じて聞く人のパソコンへ届く
    ↓
  聞き手のパソコンからヘッドホンなどに信号が伝わる
    ↓
  ヘッドホンなどが電気信号を音に変換する
    ↓
  声が聞こえる

(※パソコンを使っていると想定しています)

 このような処理が入るので、絶対に少しは遅れが発生しているのです。
 厳密に言うと、空気伝達やら鼓膜から脳へやらパソコンやサーバ内部でどうのとかあり、もっと細かくなります。

 けど、ラグは環境、回線、時間などの要因によっても増減します。
 ラグが酷いと劇のテンポも崩れますので、なるべく少ないほうがやりやすいでしょう。

 無線LAN、ワイアレスマイク・ヘッドフォン、低速回線、サーバなどの混雑具合は特にラグを大きくしやすいようです。
 また、ブラウザとして優秀で人気もあるGoogle Chromeは、こえ部などFlashを使う一部のサービスと相性が悪いらしく、たびたびラグやその他の問題が発生します。
 USBヘッドセットなどの場合、USBハブを経由しただけでラグが酷くなり、音量が小さくなることがあります。

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・無線・ワイアレス

 無線LANやワイアレス機器は、有線より大きなラグを発生させます。

 ワイアレスマイク    有線マイク
  音を拾う        音を拾う
   ↓           ↓
  音を電波に変換     音を電気信号に変換
   ↓
  電波を送信
   ↓
  受信機が電波を受信    ↓
   ↓
  電波を電気信号に変換
   ↓
  ネットへ送る      ネットへ送る

 このように、処理が多くなるのです。
 (※上の説明は簡略化しています)
 無線LANなども同様に、有線より処理が多くなります。

 どの程度のラグが発生するかは一概には言えませんが、できるだけ有線の回線・機器を使う方がいいです。

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・USBマイクとUSBハブ

 USBマイクやUSBヘッドセットなどをUSBハブに挿して使うと、大幅なラグや音量低下が発生することがあります。
 その場合、本体のUSB端子に直接挿すことで解決します。

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・マイクボリューム

 マイクボリュームが小さいと、音が途切れたり聞き取りにくかったりと困ることがあります。
 ボリューム操作は複数の設定で変えられることがあります。

1・システムの録音レベル
   録音デバイスのレベルを調整することで増加

2・Flashの設定
   Flashの画面を右クリック、マイクのアイコン、録音ボリューム

3・こえ部のボリュームゲージ(こえ部)

4・ボリュームコントロール(再生)の全体ボリューム(windowsXP)

 すべてWindowsの例ですが、できるということに気づかないことも多いものです。

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・ブラウザいろいろ

 代表的なブラウザ(ネットを見るソフト)についての特徴、問題点と対策などをあげてみます。
(※以下の情報は記事を書いた時のものですので、ご覧になっている時には当てはまらないところがあるかもしれません)

・インターネットエクスプローラー(IE)
 よく言われるのが動作の重さです。
 OSがWindowsだけど自分の使っているブラウザが分からないという方は、多分これをお使いのことと思います。
 動作が遅くても問題は起きにくいので、他のブラウザでトラブルが起きたらIEを使うといいかと。


・Google Chrome
 こえ部のようにFlahsでマイクを使用する場合、相性によりラグや音声の途切れなどが発生しやすいです。
 タブの自在な移動や切り離し、連結などが特徴。
 動作が軽いのが利点です。
 台本を読み込んだとき、文字化けが起こる場合があります。

  設定アイコン→ツール→エンコード→自動検出にチェック

 これでほとんどのページは化けないはずですが、まれにポップアップ広告などの影響で化けることがあります。
 その場合は、
  設定アイコン→ツール→エンコード→(日本語を順に試す)
 これで正常に表示されるはずです。


・FireFox(火狐)
 Chromeと同じようにタブも自在にコントロールできます。
(なんと、タブを移動してChromeのタブに移すことすらできます!)
 問題は、台本にルビがある場合、それが正常に表示されないことです。
 この場合は、公式のアドオンでルビを表示させるものがあるので、それを導入すれば解決するはずです。
 機能を拡張していなければ動作は軽い方らしいです。


・Sleipnir(スレイプニル)
 Sleipnir3では、サイト毎にChromeのモード(Webkit)とIEのモードを使い分けられます。
 マウスジェスチャなど機能も豊富です。

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・初心者さんがいたら

 初心者の方は、挙動でなんとなく見分けられることが多いです。
 声劇初心者、演技自体初心者、こえ部だけ初心者、というふうに、いろいろな初心者さんがいますが……。

 こちらで声劇の流れを解説していますので、読んでもらうといいかと思います。

 また、サポートしてくれる人がいると問題は起きにくいと思います。

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・ルールはひとつではなくて

 声劇はひとりでするものではありませんから、いろいろな考え方や方法があるものです。
 それをまとめて「ここでの方針はこう」と言えるのが、こえ部ではLive部屋のマスター、ニコ生では放送主です。
 Skypeなど他の環境でも、同様にまとめ役がいるかもしれません。
 それ以外の参加者も自分の意見はあるものですが、最終的にはまとめる人に従うのがマナーです。
 「これはしたくない」というのがあるなら、最初に明示しておくのがいいかと。

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・テンポ>正確に読むこと

 声劇において、台本をきちんと演ずるのは確かに重要です。
 ですが、噛んだ(読み間違えた)からと言って、「ごめんなさい」と言ったり、言い直したりするよりは、ごまかしてもテンポを崩さずに劇を進める方が歓迎されることが多いです。

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・台本チェック(読めない漢字)

 読めない漢字は、あらかじめ台本チェックの段階でコピペなどをして聞いてしまいましょう。
 誰かが教えてくれるはずです。
 また、ルビを振ってくれるサイトもあります。
 機械的なので、100%というわけにはいかないのですが……。

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・ハモリ台詞(同時の台詞)のコツ

 台本の中には、複数人が同時に台詞を言うものがあります。
 そういう場合のコツは、「絶対に相手に合わせようとしない」ことです。
 なぜなら、ラグがある以上、自分に聞こえた台詞に合わせて台詞を言うと必ず遅れるからです。
 相手がそれに合わせようとすると、さらに微妙な間が発生します。
 相手を無視した方がハモリやすいのです。
 ちなみに、他の人が聞いて綺麗にハモっているときは、自分にはずれて聞こえるものです。

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・検索機能の使い方

 ブラウザなどで、CTRLを押しながらFキーを押すことで、台本の検索ワードを強調表示や太字、色変えで表示できます。
 ここに役名を入れると、役を見逃しにくくなります。
 ただ、これで油断すると役名の書き忘れや、表記の略、誤表記などを見逃すのでその点はご注意ください。
 また、かぶり役についてはこれだけでは足りませんのでご注意を。
 FireFoxのように「すべて強調表示」を押すような操作が必要な場合もあります。
 ちなみに台本をダウンロードして開く場合も、開くソフトによっては検索機能が使えます。

 ChromeではダウンロードしたファイルをChrome自体にドラッグ&ドロップするとそのまま表示されて、検索機能も使えます。
 他にも同様のことができるブラウザはあると思います。

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こえ部Only

・マイクボリュームとノイズゲート

 こえ部にはノイズゲートという仕様があります。
 簡単に言えば、小さい声はノイズ扱いでカットされてしまうのです。
 声が消える、途切れる、台詞の最初の方が消える、という方はノイズゲートに食われている可能性が高いです。
 この対策は、スピーカー/リスナーボタンの横のゲージでマイクボリュームを上げることですが、これで最大まで上げても不足の場合などがあります。

 前述のマイクボリュームのところを見ていただけると、そうした場合にもできることが見つかるかもしれません。

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・混雑(先輩)で連れ去られたときは

 慌てずにブラウザの戻るボタンを1クリックすれば戻れることが多いです。
 戻れない場合は、Liveの一覧から同じチャンネルにつなぐなど、通常の方法しかないと思います。

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・ラグチェック

 ラグチェックにおけるコツは、

  ・問に対して即答すること
  ・フライングしないこと
  ・「にー」のように、長めに発音すること

 上ふたつは必須条件。
 そうしないと正確にラグが測れません。
 「にー」は前述のノイズゲート対策です。

 補足ですが、チェックの合図をする人は、だいたい2倍のラグを感じます。

  チェックの合図をする
   (ラグ)
  チェックされる人に声が届く
  返事をする
   (ラグ)
  返事が聞こえる

 このように、ラグが2つ入るためです。
 他の人は、チェックされる人と同時に合図が聞こえているので、後のラグしか感じません。

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・書記、サブマス

 書記とは、マスター以外で台本候補リスト、役表などを作る人のことを言います。
 マスターが書記を頼むこともありますし、善意で自発的にやってくれる人もいます。

 サブマスターはマスターと同時にスピーカーに上がっておき、マスターの仕事を部分的に代行するなどのサポートを行う役割です。
 マスターがして欲しいと思わない限りはいないものです。

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・セルフラグチェック

 最近気づいた方法なのですが、ラグのレベルを自分でチェックできる方法を追記しておこうと思います。
 方法は簡単で、Live部屋の部屋ナンバーの下の音量ミュートボタン(マイクミュートではありません)を押して、0.1秒ほどで再度解除、これだけです。
 これをする場合は、自分の台詞まで間があり、誰かがある程度長い台詞を言っている間にするといいでしょう。
 台詞の途中で音が途切れた場合、ラグがあったら台詞が飛んだように聞こえるはずです。
 とはいえ、私がこれを感じたのはADSLの低速回線で酷いラグの時です。高速回線ではほとんど効果がない可能性もあります。
 ですが、どのくらいのラグがあるかを劇中に自分でチェックすることはできるかもしれません。
 検証が不十分なのですが、一応書いておきます。


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